「果物って体に良いんでしょ?」
「ヨーグルトを毎日食べて健康維持してます!」
そんな声をよく聞きます。しかし、あなたが本気で痩せたいと考えているなら、この“健康そうに見える食べ物”が逆に太る原因になっている可能性があります。
この記事では、佐賀の整体「リカバリング整体 大財院」が実際の来院者に伝えている、果物と乳製品の“落とし穴”と正しい取り入れ方をお伝えします。
健康そうに見えて落とし穴!?果物の「糖質」の正体
果物にはビタミン・ミネラル・食物繊維など、体に良い成分が多く含まれています。
でもそれと同時に、果糖(フルクトース)という糖分も多く含まれています。
近年の果物は“甘すぎる”
昔と比べ、品種改良により現代の果物は糖度が格段に高くなっています。
例:
- いちご:糖度10〜13度
- シャインマスカット:糖度20度以上
- りんご:15度前後
これは、白ごはんやパンに匹敵するレベル。
果糖は血糖値を急上昇させ、余った糖は脂肪として蓄積されやすくなります。
「夜フルーツ」は太るもと
果物を夜食代わりにしていませんか?
活動量が落ちる夜に果糖を摂ると、代謝されずに脂肪として蓄積されやすくなります。
② 南国フルーツは体を冷やす?“冷え太り”の原因に
バナナ・マンゴー・パイナップルなどの南国フルーツ。
これらはトロピカルでヘルシーな印象がありますが、体を冷やす作用があるため、日本人には合わない場合があります。体を冷やす作用がある食べ物がなぜダイエットに不向きかというと…
体温が1℃下がると代謝が12%低下
「冷えは万病のもと」と言われるように、体温が下がると…
- 血流が悪くなる
- 脂肪が燃えにくくなる
- 内臓の働きも低下
つまり、「痩せにくい体質」へまっしぐら。
とくに女性は冷えやすい体質の方が多いため、冷える食べ物の摂取は要注意です。
③ 実は日本人に合っていない?乳製品と乳糖不耐症
牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品。
これらも「カルシウムをとるために毎日食べてる」という方は多いですよね。
でも実は、日本人の約70%は乳糖(ラクトース)を分解できない=乳糖不耐症と言われています。
お腹の調子が悪くなる原因に
乳糖をうまく消化できないと、以下のような症状が出ることがあります:
- お腹がゴロゴロする
- ガスが溜まる
- 下痢気味になる
このような症状が続くと、腸の機能が低下し、代謝も落ちて痩せにくくなるのです。
乳製品のホルモン影響|PMSや更年期症状との関係
乳製品に含まれる牛由来のエストロゲン(女性ホルモン)や、ホルモン様作用を持つ物質が、女性のホルモンバランスに影響を与える可能性が指摘されています。
とくに影響が出やすいのが:
- 生理前の不調(PMS)
- 更年期症状(ホットフラッシュ、気分の落ち込みなど)
症状が強く出る方は、知らず知らずのうちに乳製品をとりすぎているかもしれません。
では何を選べばいいのか?代替案と取り入れ方
では、「果物も乳製品もダメなら何を食べればいいの?」
そう思った方のために、代替案や正しい取り入れ方をご紹介します。
果物の選び方
- 選ぶなら「寒い地域の果物」:りんご・みかん・さくらんぼ
- 朝に食べる(活動量が多く代謝されやすい時間帯)
- 食後のデザートより、単独で食べたほうが血糖値が安定
乳製品の代替案
目的 | 乳製品の代替 |
カルシウム補給 | 小魚、干しエビ、小松菜、豆腐 |
腸内環境を整える | 発酵食品(納豆・味噌・ぬか漬けなど) |
満腹感・たんぱく質補給 | 無調整豆乳、高たんぱくの植物性食品 |
摂る「理由」によって、より自分の体に合う食品へ切り替えていくことが重要です。
まとめ|「体にいい」も“自分に合う”とは限らない
果物も乳製品も、一概に「悪い食品」というわけではありません。
でも、「痩せたい」「体を変えたい」と思っているなら、
今の自分の体質や状態に合った選択をすることがとても重要です。
- 果物=夜ではなく朝/種類を選ぶ
- 乳製品=体調に合わせて摂取/代替も検討
- 「健康にいい」は必ずしも「痩せやすい」とは限らない
こうした視点を持つことで、あなたのダイエットはぐっと成功に近づきます。